同僚に教える事の効果

昨年末ぐらいから、まるで別の業種から転職されてきた営業アシスタントの方に教育(という程でも無い雑学講義程度)を行っています。これを行う際に感じたことなどを書いてみます。
 
*教える事の自分への効果
まず、人に教えるためには自分自身が教える事に対して十分理解していることが必要です。
僕は教えるに際して簡単なスライドを作りますが、その際に「この内容は正しいのか?」と検証しながら作成します。この際に自分が覚えていた事の正しさへの検証と誤った知識の修正、また知識の更新が行われます。
これが自分への
・復習効果
・誤りの訂正
・知識の最新状態更新
という効果をもたらします。
 
*職種によるギャップを埋める
IT業界では「営業と技術(現場)は犬猿の中」という会社も多いと聞きます。
相互の業務内容について教える(教えられる)事によって、相互の業務に対する理解のギャップを埋める効果が期待できます。全ては無理ですが「あぁ、こんな事をやってるんだな」という理解が進みます。
これにより「思い込みによる業務上の阻害」が緩和されます。
また、お互いの職種上「ここは一線を引いて欲しい所」が明確になり、仕事を進める上での社内でのもめ事が減ります。
 
*教える際のコミュニケーション
教える際にはコミュニケーションが伴います。
「お互いに場を共有した」という想いは結構大きい物です。段々関係が馴染んでいけば、特に教える場でなくても色々と聞き合えるようになります。
こういったコミュニケーションを取れるようになれば「信頼関係」が少なからず生まれます。信頼関係は業務を円滑に回し、またこの流れが広がっていけば、組織も活気づくでしょう(なかなかそこまでた行けませんが)。
 
 
という感じで、教える(教えられる)場というのは非常に有効だと思います。同一組織かつ職種が違えば、なお効果は大きいです。
 
皆様も「教えるとかめんどくせぇなぁ(教えられなくても分かってるよ)」と言わずに、定期的にやってみてはいかがでしょう。きっと新たな発見が待ってますよ。