【書評】メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人

メカニックデザインで有名な大河原邦夫さんの本。特に有名なのはやはりガンダムかな(笑)

タイトルに仕事論とあるが半分ぐらいは大河原さんがどんな番組で何をデザインしてきたかのヒストリー的な内容。

あと半分が「どんな風にキャリアをスタートさせて、どんな流れで仕事をしてきたか」という仕事論的な部分となっている。

基本的なスタンスとして

・来た仕事は基本的に断らない

・仕事の対象となる作品のジャンルにこだわらない

・スポンサー優先で物事を考える

といった感じで仕事をしてきたらしい。本文中でも自分は「クリエイター」ではなくて「職人」だと言い切っている。このあたりは外からぱっと感じているイメージとは割と違う所かもしれない。

あと「仕事に対して、とても感謝している(ざっくり要約)」というスタンスも見習うべき所だなぁと反省した。

 

アニメ業界(特にスーパーロボット系)の歴史や、著名なデザイナーがどんなスタンスで仕事をしているかに興味がある人は読んで損は無いと思う。