Fujifilm X70とRICOH GRⅡの軽い比較
Fujifilm X70が手元に来て5日目、購入後毎日外出時は持ち歩いています。同系統のコンデジとして手元にRICOH GRⅡも所持していますが、数日使った所で感じた違いなどを簡単にまとめてみようと思います。購入を考えている方の参考になれば。
サイズや重さ
サイズに関しては、ほぼ両者とも違いは無いです。厚みはチルト液晶とかの分だけX70の方が厚めですが、ケースなどはGR専用ケースでも無ければ共用出来てます。
重さもX70の方が若干重いですが、持ち歩く分にはほぼ差は気になりません。
スナップで持ち歩いている際の使い勝手
両者で大きく違うのはレンズバリアの有無です。GRⅡは電源オフの沈胴時にレンズバリアありですが、X70はレンズキャップを被せる形です。起動した状態で首から下げたり、手に持っている分には差はありませんが、取り出したりしまったりする時にはレンズバリアがあるのGRⅡの方が使い勝手は良いです。些細な差と言えばそうですが、気になる人もいるかもしれません。
※2016/02/27 レンズシャッター→レンズバリアに用語修正しました。コメントありがとうございます。
なので、僕は撮影待機の街歩き中はX70を首から下げてます(GRⅡはベルトケースに突っ込んでます)。これでほぼ運用的には差は無くなってます。
デジタルクロップ
X70は35/50mm、GRⅡは35/43mmのデジタルクロップ機能が備わっています。焦点距離換算のサイズは好みとして、X70の方は保存がJPEGのみでないと、デジタルクロップが利用出来ません。また、カスタムキーアサインでデジタルクロップの切替がアサイン出来ない(コントロールリングにはアサイン可能)ので、RAW+で普段使いたい人は利用しづらくなっています。このあたりはファームアップで改善して欲しい所です。
フォーカスモードの切替
AFC/AFS/MFの切替方法が、X70は前面のハードウェアスイッチで切替、GRⅡはメニューから切替です。頻繁に切り替える使い方をする場合、X70の方が直感的で使いやすいです。
MFのしやすさ
X70はコントロールリング、GRⅡは一旦マクロキーを押してから+−ボタンでの操作となってます。MFに関しては圧倒的にX70の方が直感的でやりやすいです。
オートフォーカス
AF-Sしか使ってませんが、X70の方が若干早く、また暗所でも粘りを見せてくれます。裏抜けもX70の方が頻度は圧倒的に少ないですが、小さい花などをマクロ域で撮ろうとすると、抜ける時は抜けます(笑)
Wi-Fiでのスマフォへの画像転送(iOSのみ使用)
両者ともWi-Fi接続モードにしてアプリを起動して画像を選択・取込といった手順は同じですが、アプリの出来は圧倒的にX70の方が良いです。画像の転送速度も速い感じです。取り込んだ後はもうカメラロールに保存されています。
※2/22 13時追記:X70の方、Wi-Fi転送の場合は画像サイズが縮小されてました。サイズ選択は今の所見つけられてません。
※2/22 13時半追記:サイズの変更、本体側のワイヤレス設定->3M圧縮をオフにする事でオリジナルサイズでの転送でした。転送スピードは、まぁほぼ変わらなくなりました。
GRⅡは一旦アプリに取込してから、さらに選択してカメラロールに保存といった手順が必要、かつUIが使いにくいので結構な手間に感じます。この辺なんとかなりませんかね?>RICOHさん
頻繁にWi-Fi転送を使う人は、運用が大分違ってくると思います。
ただ、X70はRAWファイルは今の所転送出来ないみたいなので、モバイルLrなど、スマフォ側で現像したい人はダメですね。両者ともカメラ内現像やトリミングが出来るので、そっちを使うと思いますが(笑)
と今の所思いついたものを簡単にまとめてみました。
僕の使い方だと、X70は首からぶら下げてスタンバっておいてパシャパシャ撮る感じ。GRⅡはケースからさっと取り出して撮る感じの運用に今の所なってます。
両者ともスナップシュートでは甲乙付けがたい機能と画質を備えているので購入時には迷われるかもしれませんが、マニュアルやその辺の情報みても分かりづらい上記の情報が参考になれば。
RICOH デジタルカメラ GRII APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175840
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2015/07/17
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