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【書評】Ruby on Rails5 アプリケーションプログラミング

はじめに

ご縁があり、WINGSプロジェクトの書籍レビューに応募して献本を頂きました。購入を予定していた本なのでお財布が助かりました(笑)。読み終わりましたので書評を書かせていただこうと思います。

本の概要

本書は「Ruby on Rails4 アプリケーションプログラミング」のRails5に対応した改訂版です。Railsの基礎部分の解説から始まって、Scaffold、View、Model、Controller…とRailsの主要機能が、基本的な部分を理解できる粒度で記述されています。

Rails5対応部分について

Rails5になって変化した部分や追加された機能についても、Rails4からのユーザーにもわかりやすいようにバージョン指定で記述されていますので、変化があった機能についても簡単に把握できるように配慮がされています。また、ごく一部ですがRails5.1(これを書いている時点で正式版がリリース済みです)についても特徴的な点について言及がされています。

本の傾向

本書の傾向としては「これ一冊を読み通せば、Railsの基礎部分はチュレベル程度まで理解、拡張機能についてもどんな機能であるかは一通り理解出来る」ように書かれています。

内容について

基礎部分にあたるScaffold、View、Model、Controller、Restfulの考え方とそれに結びつくRoutingについての記述が本書の三分の二を占めており、これらについてはよく使う機能について割と細かい部分まで解説されています。よくある「サンプルのコーディングを実際に積み上げていく本」ではなく、「主要機能のリファレンス+それらに対する図解と説明」といった感じの本です。 機能の説明にはリファレンス的な記述に加えて、断片ではありますがサンプルコードも記述されているため、わかりやすくなっています。

後半部分では、テストや拡張的な機能についても一通り記述されているので、Railsが初めての方も本書を一冊読めば概ね何が出来るのかは理解できると思います。

上記でも書いたとおり、基礎部分については個々の詳細機能についてリファレンス的に記述がありますので、実際に開発を行う手元に置いておくと「あれ、この機能なんだっけ?」的なシチュエーションで結構役に立つと思います(前著のRails4版は実際にそうやって活用していました)。

まとめ

本書は基礎からRailsを学ぶ人にはちょっとハードルが高いかもしれません。特に「一本サンプルアプリを作り上げて理解する」タイプの本ではないので、ある程度開発の経験があるプログラマか、前バージョンから移行する方向けだと思います。 図解やサンプルも豊富に記述されているので、Webの情報では理解しづらい機能についても本書を読めば理解しやすいと思います。総合的に「現場向け」の本だと自分は感じました。